2022年に埼玉県から射水市に移住。同年11月に「リラクゼーションサロンYuRoom」をオープン。丁寧にヒアリングし、その人に寄り添った施術やカウンセリング、アドバイスを行う。一番人気は90分コース。

笠原 秀哉さん

射水市(旧新湊市)出身。柔道で高校から県外に進学したため射水で住んだ期間は短かったものの、射水での暮らしは思い出深かったそう。

笠原 由宇さん

新潟県出身。両親が転勤族で、学生時代は関東地方で暮らす。最近は富山にしかない「用水だ!」のキャラが気になっているとか。

―東京有楽町の「ふるさと回帰支援センター」に行き、色んな地域を比較したり、 オンライ ン面談したりした結果、富山県や射水市の移住支援制度が整っていると感じ移住、開業し た笠原ご夫妻に、移住のアレコレを聞きました。

秀哉 妻の両親の実家のある新潟か富山で自分達のお店を持ちたいと思っていました。移住にむけて動き出したのは2022年の年明け。

由宇 早ければ早い方が良いと思っていました。独立するのには体力もいるし、失敗するのも若いうちのほうが修正がきくと思っていたので。場所を選ぶ時に大切にしたことは、人の流れ。「田舎だけどちゃんと人が居る地域」が良いと思いました。

―物件はどうやって見つけましたか?

由宇 空き家バンクなども見たんですが、賃貸が少なくて。「買う」というのはまだ躊躇してしまうので、ネットで賃貸物件を沢山見られるサイトで見つけました。

秀哉 移住した当初は正直不安のほうが大きかったです。やっていけるかなという気持ちがあって。ネットやSNSのおかげで少しずつ来てくださる方が居てホッとしました。

―YuRoomとはどんな場所ですか?

由宇 私の名前もですけど、お客さんがリラックスして「ゆるむ」場所と、「You(あなた)」もかかっていて。いろんな人達にとって居心地の良い場所になれたらと思っています。WEBサイトにも「富山の健康管理文化を作る」と掲げてるんですけど、ここに来てくれることで富山の人が元気になっていってほしいなと思っています。

―お客さんについて、都会と違いは感じますか?

秀哉 富山の人は、良い言い方をすれば古いものを大事にする。自分の地元の文化を大事にするとか。


由宇 持ち家、車の所有率が高いことにも表れているかもしれないけど、「他人に頼ろう」という意識より、「他人に迷惑をかけたくない」っていう意識が強いのではないかと思います。

―都会では各駅にリラクゼーション施設があったりして、飛び込みでくることもありますよね。

由宇 そうですね。ここではふらっと来ることはないけど、予約して、運転して、と手間をかけて来てくれる方は意識が高い方が多いと思います。自分の身体をどうにかしたいという意識が。


秀哉 でももっと気軽に利用してほしいという気持ちもあります。ただ話にくるだけでも、寝に来るだけでも。YuRoom は「あなたが主役」であるためのお店なので。


由宇 今話していて思ったけど、より「素」が求められている感じがするよね。

秀哉 うん。都会にいる時は常に何かに見られているような、圧がかかっている感じがありました。富山にきてからは、そういうことから開放されて、「素」の自分でお客さんに向き合っている感じがします。

―移住を考えている方にメッセージがあれば!

由宇 移住しようという気になったら、早い方が良いと思います。どうしても移住先に適応していく能力が求められることが多いから、少しでも若い方が対応できると思うので。

秀哉 YuRoomで移住のお話しもできますよ!気軽に利用してください!